
車は人生のなかでも大きな買い物であり、初めて購入する場合、どの車を選ぼうか迷う方も多いのではないでしょうか。
特に、初めての車の場合、車種の違いがよくわからない、知識がなくみるべきポイントがわからない方もいるでしょう。
そこで、初めての車を選ぶ際に、必要なポイントを解説します。あわせて、初めての車を選ぶ際におすすめの車を紹介します。
もしも、絞り切れない時に検討したい方法も紹介するので、参考にしてください。
初めての車を選ぶ前に決めるべきこと

初めての車を選ぶときは、いきなり車を決めるのではなく、予算を決め、用途にあった車を選ぶことが重要です。
初めての車を選ぶ前に決めるべき2つの点について、詳しくみていきましょう。
予算を決める
車を購入する際には、車両価格だけでなく税金や保険料などさまざまな費用がかかるため、まとまった資金が必要です。そのため、最初に予算を決めてから検討しましょう。
購入の際に支払う主な費用の目安を、コンパクトカーを例に紹介します。
購入にかかる費用の種類 | 費用の目安 |
---|---|
車両価格 | 約130万円~(グレードや車種で異なる) |
自動車税(種別割) | 30,500円(総排気量1リットル超1.5リットル以下) |
環境性能割 | 税率0%~3%(燃費性能などで決まる) |
自動車重量税 | 0円~36,900円(車両重量1トン超1.5トン以下) |
自賠責保険料 | 27,770円(契約期間37か月の場合) |
自動車保険料(任意保険) | 約80,000円(保険会社や補償により異なる) |
車庫証明費用 | 2,700円程度 |
新規検査登録にかかる費用 | 10,000円~30,000円程度 |
納車費用 | 5,000円~30,000円程度 |
自動車税(種別割)は、排気ガス基準や燃費基準を満たすと、「グリーン化特例」が適用されます。この場合は、税額が軽減されます。なお、自動車を年度の途中で新規登録した場合は、月割りで課税される仕組みです。
自動車重量税は、車両重量や経過年数などに応じて税額が決まります。燃費性能などの基準を満たすエコカーはエコカー減税が適用され、免税または減税されます。
上記の費用のほか、購入後もガソリン代、高速料金、駐車場料金などがかかることも踏まえて検討することが大切です。
車の用途を踏まえた車選びをする
利用頻度や目的により、選ぶべき車は変わってきます。初めての車は、通勤用、休日のレジャー用などの用途を踏まえて選びましょう。
日常生活における通勤や買い物だけに車を利用するなら、軽自動車やコンパクトカーがおすすめです。
一方、通勤だけでなく、週末には高速道路を利用してレジャーに出かけるなら、SUVも検討すると良いでしょう。また、家族の多い家庭やみんなで旅行などを楽しむなら、ミニバンやワゴンを検討しましょう。
初めての車の選び方
軽自動車やコンパクトカー、ミニバン、SUVなど、ボディタイプだけでも種類が幅広く、さらに人気の車種が豊富にそろっているため、初めての一台を絞り切れない方もいるのではないでしょうか。
そこで、初めての車を選ぶ際に着目すべき点を以下で解説します。
- 車の購入価格と年間の維持費
- 車のサイズ
- 運転のしやすさ
- 安全性能
車の購入価格と年間の維持費
価格は、車を購入する上で欠かせない比較項目です。車両価格はもちろんですが、購入してからの年間の維持費にも着目しましょう。
車種によって税金や保険料が変わってくるため、年間の維持費もさまざまです。例えば、車を保有している方に課税される自動車税(種別割)は、排気量などに応じて税額が変わります。
また、ガソリン代に影響するため、燃費性能も確認しましょう。燃費性能に優れた車なら、1回の給油で走れる距離が長くなるため、ガソリン代が安くなります。一般的に、軽自動車やハイブリッドカーは燃費性能が高い車が多いです。
車のサイズ
初めての車を選ぶ際は、運転しやすいサイズかどうかも重要です。車の横幅と高さ、長さを確認しましょう。
車のサイズがコンパクトだと、狭い道もスムーズに運転できます。車の運転に慣れていない場合、前後に長い車は運転しづらさを感じることがあります。
また、日常的に狭い道路でも運転をするなら、車幅の狭い車のほうが安心です。車幅が狭ければ、駐車場にも停めやすいでしょう。
すでに駐車場があるなら、駐車が可能な車のサイズであるかの確認も必要です。マンションなどの駐車場では、車幅や高さ制限が設けられている可能性もあります。
運転のしやすさ
事故なく安全に運転するために必ず確認しておきたいのが、運転のしやすさです。
運転のしやすさは、前方、後方の視野の広さにより変わってきます。フロントガラスの両端にある「ピラー(ガラスと車体をつなぐ支柱)」が細ければ、一般的に死角が少なく初心者でも運転しやすいです。
また、アクセル、ブレーキを踏む感触や位置、あるいは、ハンドルの操作性なども確認しておきましょう。シートを調整してもアクセルやブレーキが遠い場合やハンドルの高さが合わないと、運転がしにくく事故にもつながります。
さらに、長い時間運転することも想定し、運転席の座り心地も確認しておくと安心です。
安全性能
安全性能も車によりさまざまです。例えば、全方位にモニター用のカメラがある車なら、事故防止につながります。見通しの悪い交差点などでも安心して運転できるでしょう。
また、歩行者検知機能を搭載した車を選ぶのも手段のひとつです。ブレーキ制御などが作動し、道路を横断してきた自転車や夜間の見えにくい歩行者との衝突の回避につながります。
ほかにも、車線をはみ出した際に知らせてくれる機能や、後方から接近する車の存在を知らせてくれる機能など、さまざまな安全性能があります。
なお、事故などが起きた際に衝撃を緩和するエアバッグは、標準装備されているのが一般的です。
初めての車におすすめしたい車種とは?
ここからは初めての車におすすめしたい車種とおすすめポイントを紹介します。コスパが良く扱いやすい車種がそろっているので、車選びの参考にしてください。
- HONDA N-BOX
- HONDA フィット
- SUZUKI アルト
- DAIHATSU ミライース
- TOYOTA ヤリス
HONDA N-BOX
HONDA N-BOXは、軽自動車の新車販売台数No.1を7年連続獲得している人気軽自動車です。価格は1,448,700円~2,252,800円となっています。
サイズは、全長3.395mm、全幅1.475mm、全高1.790mm~1.815mm。小柄なボディですが、ほかの車種と比べても車高が高いのが特徴です。
軽自動車とは思えないような室内空間の広さで、視界がよく、乗り降りもしやすくなっています。
また、3つのシートタイプから選択できアレンジの自由度も高いため、生活スタイルの変化にも柔軟に対応できます。家族が増える可能性がある方、介護の必要性がある家庭にもおすすめのモデルです。
HONDA フィット
HONDA フィットは、室内空間の広さと過ごしやすさが強みのコンパクトカーです。
2001年に誕生してから多くの人に選ばれており、2022年上半期の新車販売台数でもトップ10入りを果たしています。
価格は、1,592,800円〜2,664,200円。サイズは、全長3.995mm、全幅1.695mm、全高1.515~1,615mm※と軽自動車と比べて大きめです。
最小回転半径は4.9mであり、軽自動車の取り回しには及びません。しかし、フィットはフロントガラスが大きく、運転席からの視界が良好です。死角が少なく、歩行者や対向車に気づきやすいため、初心者の方にも適しています。
さらに、コンパクトカーのなかでも室内空間の広さに優れており、長時間運転する方やゆったりとした空間を重視する方にもおすすめのモデルです。
SUZUKI アルト
SUZUKI アルトは、長年多くの人に選ばれ続けており、2022年上期の軽自動車販売台数でもトップ10に入っている軽自動車です。
日常になじむシンプルなデザインで、毎日の買い物や送り迎えにも適しています。価格は、943,800円~1,379,400円であり、その安さも人気を集めている理由の1つです。
車のサイズは、全長3,395mm、車幅1,475mm、高さ1,525mm。コンパクトなボディで小回りがきき、初心者でも運転しやすいのが魅力です。
アルトの燃費は、23.5km~27.7km/Lです。これは、ガソリン1Lあたり、最大で27.7㎞走行できることを示しています。
一般的な車の平均の燃費は22.0㎞/Lであるため、燃費性能に優れており、ガソリン代を安く抑えられるでしょう。
また、夜間の歩行者を検知する機能も装備しており、日中だけでなく夜間に運転することが多い方にもおすすめです。
DAIHATSU ミラ イース
DAIHATSUのミライースは、使いやすさと地球へのやさしさにこだわった人気の軽自動車です。860,200円~1,372,800円とほかの軽自動車と比べても低価格で、費用を抑えたい方に適しています。
また、低価格ながら、国内および欧州の衝突安全基準を余裕をもってクリアした軽量&しっかりボディで、安全性にも長けています。
全長3,395mm、全幅1,475mm、高さ1,500mmとコンパクトで取り回しが良く、狭い道路でも運転しやすいでしょう。
さらに、車体の前後のコーナー部分にセンサー※があるため接触事故を未然に防止。初心者はもちろん、狭い駐車場を利用することが多い方にもおすすめの軽自動車です。
23.2km~25km/Lと低燃費で、ガソリン代も安くつきやすく経済的。運転のしやすさに加え乗り降りもしやすいため、毎日の買い物や送り迎えなどで活躍してくれます。燃費や使い勝手に優れているうえに、100万円未満で手が届くコスパの高さから、多くの人に選ばれています。
- ※車のグレードによって装備が異なります。
TOYOTA ヤリス
TOYOTA ヤリスは、TOYOTAのなかでも初心者におすすめのコンパクトカーです。1,470,000円~2,350,000円と、手の届きやすい価格帯で人気を集めています。
軽自動車と比べて税金や保険料は高くなりますが、燃費性能は19.6km~36.0km/Lとトップクラスです。
ガソリン代の高騰が続いており、家計を圧迫している家庭も少なくないでしょう。ヤリスは燃費性能に優れているため、車の利用頻度が高い方でもガソリン代を抑えやすい傾向にあります。
サイズは、全長3,940mm、全幅1,695mm、全高1,500mm。「軽く、小さく、扱いやすく」をコンセプトに無駄をなくし、運転のしやすさや過ごしやすさを実現しています。また、荷室も十分な広さで、日常のお買い物からドライブまで多彩な使い方が可能です。
初めての車は新車?中古車?

初めての車に、新車と中古車のどちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
新車のメリットは、新品の車に乗れることです。最新の機能が搭載されており、オプションなども自由に付けられます。デメリットは、購入にかかる価格が高くなる点です。
中古車なら、購入時の価格を抑えられます。新車では手の届かない高級車でも、選択肢に入れることができるでしょう。
一方で、中古車のデメリットは、車の整備状態を知るのに限界がある点です。法定点検の内容を記録した定期点検整備記録簿である程度はわかりますが、安心して車に乗り始めたい方には新車のほうが向いているでしょう。
中古車を選ぶ際は、しっかり点検や整備が行われているか、キズや汚れがあるか、カーナビなどの各種装備が正常に動くかなど、慎重にチェックを行う必要があります。
中古車は、不具合が発生した時に整備費用がかさむリスクがあり、購入費用が安いからといってお得とは言い切れません。維持費を踏まえると新車より高額になる可能性もあるため、慎重な検討が必要です。
車にはさまざまな車種があり、新車だけでなく中古車の選択肢もあるため、迷ってしまい選べない場合もあります。特に、初めての車にピッタリの車を決めるのは簡単ではないでしょう。そんな方は、カーリースの利用も考えてみてはいかがでしょうか。
車を1つに選べない!そんな時はカーリースを検討しよう
カーリースは、初期費用がかからず、税金からメンテナンス費用まですべてコミコミで面倒いらずのため、車について詳しくない人でも安心して利用できます。まとまった資金を用意する必要もなく、急な出費も抑えられます。
また、カーリースは、あらかじめ選択した契約期間中、毎月定額で車に乗れます。短期で乗り換えたい方などは、短い契約期間のカーリースを選ぶこともできます。
カーリースにもよりますが、さまざまな車種がそろっており、自分に合った車を選べるのが魅力です。
注意点は、中途解約をすると違約金が発生する場合があることです。条件や詳細はカーリースのサービス提供会社によって異なるため、仕組みをしっかり理解して賢く利用しましょう。
新車を月々定額で、さらに乗り換えもできる「ENEOSカーリース」
「ENEOSカーリース」は、頭金0円、月々定額で新車に乗れるカーリースサービスです。
税金や車検、メンテナンス費用、カーナビやETCなどが月額料金に含まれているため、安心してご利用いただけます。
また、ご契約時に「お客様サポートSS登録」をしてENEOSカードで支払えば、10円引き/Lでの給油が可能です※1。ENEOSカードの割引額と合わせて、給油がさらにお得になります。
さらに、「のりかえプラン」をご利用の場合、契約期間中、3年目/4年目の乗り換え可能期間なら、次の新車へ無料でお乗り換えが可能です※2。「家族が増えたので変えたい」「自分に適していない」などと感じた場合も、自分に合った車に変えられるので、お乗り換えを視野に入れた車選びができます。
追加料金がかからないため、一台に絞れない方や今後ライフスタイルが変わる可能性がある方にも、安心してご利用いただけます。
国内新車販売台数上位の車種のラインアップが揃っているENEOSカーリースなら、今乗りたい車に乗ることができ、将来的にお乗り換えも可能です。お気に入りの車を一台に絞れない方も、ぜひご検討ください。
- ※1ご本人カード・家族カードの合算給油量100ℓが月間の上限となります。
- ※2のりかえプランに限ります。当社が指定した車種、およびリース契約に定める乗換対象期間を満たすもので、当社所定の事由に該当する場合に限ります。
まとめ
初めての車を検討する際は、車を選ぶ前に維持費を含む予算や利用シーンを確認することが大切です。また、車を選ぶ際には、サイズや運転のしやすさ、安全性、さらに駐車することも考えて検討しましょう。
車のボディタイプや車種はさまざまで、新車・中古車の選択肢もあります。購入だけでなく毎月定額で自由に車に乗れるカーリースの利用も検討し、ご自分に合う車で快適なカーライフを送りましょう。
監修者

松崎 観月
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。
資格情報:CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級