カーリースの審査に通るには?審査の内容や落ちたときの対処法を解説

  • 公開日:2023/3/31
  • 更新日:2023/3/31

カーリースの審査基準は非公開ですが、一般的に考えられる項目を押さえておけば、審査に通過する確率を高められます。本記事では、カーリースの審査に通るための方法や、落ちたときの対処法を解説します。カーリースの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

カーリースを利用するには、審査に通過する必要があります。しかし、審査基準は公表されておらず、確実に通過する方法を知ることはできません。

そこで本記事では、カーリースを利用するために、一般的に審査で重要となる項目を解説します。

もしも、審査に落ちてしまったときの対処法も説明するので、カーリースの審査が不安な方は参考にしてください。

カーリースの仕組み

カーリースは、あらかじめ決めた契約期間中、車を利用できるサービスです。利用者は、カーリース会社に毎月定額のリース料金を支払うことでマイカーのように車に乗れます。

車の所有権はカーリース会社側にあり、定額のリース料金を支払うことで使用権が得られる仕組みです。

所有権はないものの、一時的に車を借りるレンタカーとは違い、24時間いつでも自由に乗れるので、毎日のように車に乗る方にも適しています。

契約期間はカーリース会社や契約内容により異なりますが、10年程度の長期契約も可能です。契約期間が長くなるほど、一般的に毎月のリース料金は安くなります。

基本的に初期費用が不要で、毎月の月額料金には税金や各種費用が含まれているため、購入した場合のようにまとまったお金を用意する必要がないのもカーリースの魅力です。

審査不要のカーリースはある?

審査なしで利用できるカーリースは、残念ながらありません。カーリースを利用するには、審査を受けて通過する必要があります。

カーリースは、長期的に車を借りるサービスです。万が一、利用者がリース料金を支払えなくなると、車を所有しているカーリース会社は損失を被ることになります。

カーリース会社からすると、高額な車を貸し出すので、支払ってもらえないリスクを防ぐためにも審査を避けることはできないのです。

上記のような理由から、カーリース会社は、申込者が毎月のリース料金を支払い続けられるのかを審査で慎重に判断しています。

カーリースの審査の内容

説明のとおり、カーリースに申込むと、審査が行われます。しかし、どのリース会社も通常、審査内容を明らかにしておらず、正確に知ることはできません。

ただし、カーリースごとに審査される項目が大きく変わるわけではありません。そこで、一般的にカーリース会社で審査される内容を解説します。

年齢

カーリース会社によっては、申込み対象となる年齢に制限を設けています。基本的なことですが、年齢制限が設けられている場合は、その条件を満たさなければ利用できません。

また、カーリースによっては、20歳未満の方が申込む場合、連帯保証人が必要になる場合があります。

職業や雇用形態

カーリースの審査では、毎月のリース料金を支払い続けられるのかを判断する上で、申込みされたご本人の職業や雇用形態が確認されます。

一般的に、公務員や正社員は安定した収入があるとみなされやすく有利だと考えられます。一方で、パートやアルバイトなどの方は、収入が不安定だと判断されやすい傾向があります。

ただし、総合的に判断されるため、単に「正社員でない」という理由だけで審査に落ちるわけではありません。パートやアルバイトの方でも毎月収入を得ており、月額料金を支払い続けられると判断されれば、審査に通る可能性は十分にあります。

なお、カーリースは無職の方でも申込みできますが、安定した収入がある方の連帯保証が必要になるケースが多いです。

年収

年収が多いほど支払い能力が高いと判断されやすく、一般的にカーリースの審査では有利です。明確な基準はありませんが、カーローンでは「年収200万円以上」が条件となっているケースも多く、ひとつの目安とされています。

ただし、具体的な年収の基準が設けられているわけではないため、「年収〇万円以上なら通過する」という絶対的なものはありません。

また、年収の高さよりも、年収に対する返済額の割合を示す「返済負担率」が重要となります。そのため、単に年収が多い・少ないだけで審査の結果が決まるわけではありません。

とはいえ、年収が高いほど一般的に返済負担率は低くなるので、審査のハードルは下がるでしょう。

勤続年数

勤続年数が長いほど、収入が安定していると判断されやすく、カーリースの審査では有利に働きます。勤続年数にも明確な基準はありませんが、一般的に1年未満だと収入が安定しているとみなされにくく、不利な傾向にあります。

カーリースの契約を急いでいないなら、一定期間以上、働いてから申込むのも手段のひとつでしょう。

なお、勤続年数が短い場合、カーリース会社によっては連帯保証が必要になる場合もあります。

信用情報

カーリースの審査でも、カーローンと同様に信用情報が照会される場合があります。

信用情報とは、各種ローンやクレジットカードの申込み、返済などの状況が記録されたもので、各ローン会社が審査の過程で信用情報機関に照会を行う仕組みです。

ローンやクレジットカードにおいて長期にわたる遅延や債務整理をすると、一定期間、その記録が信用情報として残ります。そうすると、基本的にローンやクレジットカードの審査に通るのが難しくなり、カーリースの審査にも通らない可能性があります。

カーリースの審査に通る可能性を高める方法

カーリースの審査基準を正確に把握することはできませんが、ポイントをおさえれば、審査に通る可能性を高められます。

  • 申込条件を確認する
  • 正確な情報で申込む

申込条件を確認する

カーリースの申込みをする前に、年齢や収入基準の申込資格を満たしているかを確認しましょう。申込条件を満たしていない場合、審査に通ることはできません。

年齢や収入状況によっては、連帯保証人が必要なケースもあるので、事前の確認が必要です。

正確な情報で申込む

カーリースに申込む際には、収入や勤務先、勤続年数などさまざまな情報を申告する必要があります。

「少しくらいごまかしても、わからないのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、審査に通過したいからと嘘の申告をするのは避けましょう。虚偽が判明すると、「信用力がない」という印象を持たれ、審査に落ちてしまう可能性も考えられます。

また、故意ではなくても、間違いがあれば確認が必要となり審査がスムーズに進みません。そのため、間違いがないかどうかを確認した上で申込むことが大切です。

カーリースの審査に通らないときの対処法

車が必要にもかかわらず、カーリースの審査に通らないときはどうすれば良いのでしょうか。ここで、審査に通過できないときの対処法を解説します。

  • 車種やグレードを見直す
  • 連帯保証人を付ける
  • 頭金を支払う

車種やグレードを見直す

車種を見直せば、毎月のリース料金を下げられる可能性があります。リース料金が下がれば、収入に対する月額料金の割合が低くなるため、審査に通過する可能性を高められるでしょう。

また、車種は同じでも、グレードやオプションを変えればリース料金を抑えられる可能性があります。各カーリース会社が料金のシミュレーションを提供しているので、積極的に活用しましょう

連帯保証人を付ける

安定した収入がある家族などに連帯保証人になってもらえれば、カーリースを利用できる確率を高められます。

連帯保証人とは、万が一契約者が支払えなくなった場合に、代わりにリース料金の支払い義務を負う人のことです。

カーリース会社からすると、安定した収入のある連帯保証人を付けてもらえれば、支払ってもらえなくなるリスクを下げられます。契約者の支払いが滞っても、連帯保証人に支払いを請求できるためです。

カーリースによっては、安定した収入があると判断されにくい専業主婦や学生、無職の方が申込む際には、連帯保証を必須としている場合もあります。

なお、連帯保証人には重い責任があるため、親族に頼むのが一般的です。

頭金を支払う

まとまった資金を用意できるなら、頭金を支払うことも検討しましょう。頭金を入れれば、その分審査の対象となるリース料金を下げられるため、一般的に審査通過のハードルが下がります。

頭金の有無や条件、金額はカーリースにより異なるので、事前の確認が必要です。

ただし、頭金0円で利用できるのがカーリースの魅力のひとつです。頭金を支払うとなると、まとまったお金を用意する必要があります。無理に頭金を支払い、生活を圧迫しないよう慎重に検討しましょう。

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  • ※1所定の審査会社にて審査を行います。審査結果の詳細はお答えできません。
  • ※2当社が指定した車種、およびリース契約に定める乗換対象期間を満たすもので、当社所定の事由に該当する場合に限ります。

まとめ

カーリースの審査は、毎月のリース料金を支払い続けられる人かどうかを確認するために必要であり、通過した場合のみ契約できます。

審査では、単なる収入の多さではなく、収入に対してリース料金が高すぎないかが重要です。審査の対象となる料金を抑えれば、一般的に審査通過の確率を高められます。車種やグレードの見直しや頭金の支払いを検討するのも手段のひとつです。

監修者

松崎 観月

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。

資格情報:CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級

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