燃費のいい車とは?ガソリン代はいくらお得になる?燃費のいいおすすめの車5選も紹介

  • 公開日:2023/3/31
  • 更新日:2023/3/31

燃費とは、燃料1kmあたりの走行距離を示したもので、数値が高いほど少ない燃料で走行できる「燃費の高い車」といえます。燃費のいい車に乗ると、ガソリン代や税金などの維持費を抑えられる可能性があります。この記事では、燃費のいい車に乗る具体的なメリットやおすすめの車を紹介するので、参考にしてください。

燃費とは、燃料1Lで何㎞走行できるのかを示したもので、数値が高いほど「燃費がいい車」となります。燃費のいい車は、ガソリン代や税金が軽減できて経済的なうえに、環境への負荷も少ないのがメリットです。

この記事では、燃費がいい車に乗る具体的なメリットとおすすめの車種を紹介します。燃費がいい車が欲しい方、車の燃費が悪いと感じている方はぜひ参考にしてください。

燃費のいい車とは移動距離に対し少ない燃料消費で走行できる車

燃費とは「燃料消費率」のことで、「燃料1Lあたりで何㎞走行できるか」を示したものです。燃費の数値が高いほど、少ない燃料消費で走行できる「燃費の高い車」となります。

例えば、燃費が20㎞/Lなら、ガソリン1Lで20㎞走行できることを表しています。国土交通省が発表しているデータによると、車の燃費の平均は22.0㎞/Lです(平成30年・JC08モードの場合)。

近年、燃費のいい車が増えているのは、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」が関係しています。CO2排出量を減らすため、省エネ法により自動車の燃費目標が定められており、基準を満たすと免税や減税が受けられます。

つまり、燃費のいい車に乗ることは、経済面・環境面のどちらにもメリットがあるのです。

燃費の測定方法

燃費は、各自動車のカタログにて確認が可能です。測定方法により、「JC08モード」「WLTCモード」の2種類の燃費が表示されています。

  • JC08モード:定められた条件下で測定した燃費のことで、WLTCモードの前に使われていた日本独自の測定方法
  • WLTCモード:市街地・郊外・高速道路の走行モードを平均的な時間で配分しており、より実態に近いとされる国際的な測定方法

WLTCモードは、JC08モードと比べて燃費が低くなる傾向にあります。

ただし、上記はあくまでも一定の条件下で測定された「カタログ燃費」です。実際の燃費は、道路状況や加減速などさまざまな要因で決まるため、カタログ燃費=実燃費ではありません。

実燃費の測り方

実際の燃費は、ガソリンを満タンにした状態で車を走行し、再び満タンに戻すまでに走った距離と消費した燃料の量から計算できます。この測定方法を「満タン法」といいます。計算式は以下のとおりです。

走行距離÷給油量=燃費

また、最近の車は、燃費計が搭載された車種も増えています。燃費計が付いている車では、速度を知らせるスピードメーターや総走行距離などが表示されるメーターパネル上で、平均燃費や瞬間燃費などが確認できます。

燃費のいい車の具体的なメリット

燃費がいい車に乗ると、具体的に以下のメリットがあります。

  • ガソリン代が安くなる
  • 税金を抑えられる
  • 環境にやさしい

ガソリン代が安くなる

一般的に、燃費がいいほどガソリン代が安くなります。

例えば、100km走る場合、燃費10km/Lの車だと燃料が10L必要ですが、20km/Lの車だと5Lで済みます。

ガソリン代が160円/Lだとすると、10Lの給油にかかるガソリン代は1,600円、5Lだと800円です。このケースでは、給油量が5L違うだけでガソリン代に800円の差が生じています。

仮に、年間10,000㎞走るとすると、燃費が20km/Lの車は、10km/Lの車と比べて80,000円もガソリン代がお得になる計算です。

税金を抑えられる

燃費性能がいい車は、「エコカー減税」や「グリーン化特例の軽課」の対象となります。

「エコカー減税」とは、排出ガス性能・燃費性能に優れた車を対象に、自動車の車両重量に応じて課税される「自動車重量税」を免税・減税する制度です。

また、「グリーン化特例の軽課」とは、環境への負荷を少ない車を対象に、排気量に応じて課税される「自動車税(軽自動車税)種別割」を概ね75%軽減する制度です。

さらに、自動車を取得したときにかかる「環境性能割」の税率も、燃費がいい車ほど低くなります。

環境にやさしい

燃費がいいと、車からのCO2排出量が減り、地球温暖化防止にもつながります。

日本のCO2排出量のうち、運輸部門(自動車など)は、エネルギー転換部門、産業部門に次いで17%を占める3番目の排出量です。CO2排出量を減らすため、国も燃料消費量を減らす「エコドライブ」をすすめています。

急発進しない、車間距離をとるなどの低燃費な走行を心掛けていると、環境にやさしいだけでなく事故のリスクも軽減させられるでしょう。

例えば、毎月定額で車を利用できるカーリースの「ENEOS新車のサブスク」で利用できるのりかえプランでは、お財布にも環境にもやさしい燃費のいい人気車種をそろえています

  • のりかえプランをご利用の場合、契約期間中、3年目/4年目の乗り換え可能期間なら、追加料金なしで次の新車にお乗り換えが可能です。当社が指定した車種、およびリース契約に定める乗換対象期間を満たすもので、当社所定の事由に該当する場合に限ります。

燃費のいい「軽自動車」の乗り心地は?

一般的に、小型・軽量の軽自動車やコンパクトカーは、比較的燃費が高めです。近年の軽自動車は、乗り心地を追求して居住空間を広くした車種や力強い走りを実現した車種も増えており、長距離ドライブにも適した走行性・居住性を備えています。

また、軽自動車は、車両価格が低いのに加えて、税金や保険料も安く抑えることが可能です。燃費のいい軽自動車やコンパクトカーを選べば、ガソリン代の負担も少なくなる可能性があります。

長期間使用している車や走行距離の多い車に乗っており、燃費が悪いと感じている方は、軽自動車やコンパクトカーへの乗り換えも検討しましょう。

車の燃費が悪くなる原因の1つには、エンジンやタイヤなどの燃費に関わる部品の劣化が挙げられます。経済的に乗り換えやすい軽自動車やコンパクトカーを選ぶことで、車にかかる年間の維持費も大きく抑えられる可能性があります。

燃費のいいおすすめの車5選

近年は、燃費性能に優れた車種が多く登場しており、選びきれない方もいるのではないでしょうか。そこで、燃費のいいおすすめの車を紹介します。

  • HONDA N-BOX
  • HONDA フィット
  • TOYOTA ヤリス
  • HON N-WGN
  • SUZUKI アルト

HONDA N-BOX

「HONDA N-BOX」は、2022年上半期国内販売台数NO1の人気軽自動車です。

1,448,700~2,252,800円(税込)と、普通車と比べて車両価格がリーズナブルなので、初期費用を抑えられます。エコカー減税の対象であり、自動車重量税は25~50%減税、環境性能割の税率は0~1%です。

N-BOXの燃費は、JO08モード27.0km/L、WLTCモード21.2km/L。「ECONスイッチ」が搭載されており、エンジンやエアコンなどを燃費優先で自動的に制御してくれるモードに切り替えられるのが特徴です。また、停車時にエンジンをストップする機能も搭載されています。

  • グレードにより異なります。

HONDA フィット

「HONDA フィット」は、2001年に誕生し、現在の4代目まで多くの人に選ばれている人気の車種です。2022年上半期の新車販売台数でもトップ10入りしています。

価格は、1,592,800~2,664,200円(税込)。いずれのグレードもエコカー減税の対象で、自動車重量税が免税、環境性能割が非課税になります。

フィットは、心地良い視界・座り心地・乗り心地・使い心地の4つの心地よさにこだわった車です。また、フロントガラスが大きくフロントピラーが細いため、運転席からの視界が広く初心者にも適しています。

燃費は、WLTCモードでe:HEV BASICの場合30.2km/L、BASICが18.7km/Lとなっています

  • グレードにより異なります。

TOYOTA ヤリス

「TOYOTA ヤリス」は、国土交通省が発表した「燃費の良い乗用車ベスト10」(令和3年末時点)でNO1を獲得したコンパクトカーです。WLTCモードでX(ハイブリッド車)が36.0km/L、X(ガソリン車)が21.6km/Lと燃費性能に優れています。

  • グレードにより異なります。

小型・軽量にこだわり、爽快な走りと燃費性能を両立しているのが特徴です。「エコドライブモード」が搭載されており、燃費を意識した運転にも切り替えられます。

車両価格は1,470,000円~2,350,000円(税込)と、コンパクトカーのなかでも手の届きやすい価格です。エコカー減税が適用されるので、自動車重量税が免税、環境性能割が非課税となります。

HONDA N-WGN

「HONDA N-WGN」は、シンプルでより日常の使いやすさにこだわった軽ハイトワゴンです。燃費は、JC08モード29.0km/L、WLTCモード23.2km/Lです。軽自動車NO.1を誇るN-BOXと比べてもさらに車両重量が軽く、燃費性能に優れています。

  • グレードにより異なります。

「ECONスイッチ」や停車時にエンジンを止めてくれる「アイドリングストップシステム」など、実燃費が低くなるような機能が充実しているので、毎日の買い物や送り迎えにもおすすめです。

N-WGNの価格は、1,298,000~1,882,100円(税込)。エコカー減税の対象であり、自動車重量税が50%減税、環境性能割は非課税になります。

SUZUKI アルト

「SUZUKI アルト」は、国土交通省の燃費ランキング(軽自動車部門)でNO1を獲得した軽自動車です。2022年上期の軽自動車販売台数でもTOP10に入っています。

燃費は、JC08モード33.1km/L、WLTCモード27.7km/L。軽量なボディに加え、エンジンを自動で停止する「アイドリングストップシステム」や燃費効率を確認できる「エコドライブインジケーター」など、低燃費、環境に配慮された機能が多数搭載されています。

  • グレードにより異なります。

コンパクト・丸みのあるシンプルなデザインで、日常使いにおすすめです。また、943,800円~1,379,400円(税込)と軽自動車のなかでも購入しやすい車両価格となっています。

新車の購入は経済的な負担が大きい!それならカーリースを検討しよう

新車を購入する際には、車両価格に加えて税金や法定費用がかかるため、まとまったお金を用意しなければなりません。

一般的に、ハイブリッド車は燃費のいい傾向にありますが、車両価格も高めです。また、燃費をよくするには、タイヤの空気圧やオイル交換などのメンテナンスをこまめに行う必要があります。

「車が欲しいけど、新車を購入するのは経済的に負担」という方は、カーリースの利用も検討しましょう。

カーリースは、長期間にわたり車を借りるサービスです。あらかじめ決めた契約期間中、購入したのと同じようにいつでも車に乗ることができます。

基本的に初期費用がかからず、毎月のリース料金が定額なので、家計の計画が立てやすいのもメリットです。また、プランによってはメンテナンス費用も含まれています。

タイヤの空気圧が減っていたり、オイルを定期的に交換していなかったりすると、燃費の低下につながります。メンテナンス費用が含まれていれば、費用の心配なく適切な頻度で点検が行えるので安心です。

カーリースなら低燃費の人気車種がそろう「ENEOS新車のサブスク」がおすすめ

「ENEOS新車のサブスク」は、契約期間中、購入したときと同じように車を利用できるカーリースです。国内新車販売台数上位の人気車種がそろっており、この記事で紹介した燃費のいい車も選べます。

初期費用0円、毎月の月額料金が定額なので、まとまった費用を用意する必要がありません。また、フルサポートパックなら、車検・法定点検やオイル・タイヤ・消耗品交換の費用、代車・修理費用も含まれており、突然の出費も抑えられます。

定期的なメンテナンスは、お近くのサービスステーションに行くだけで完結するので簡単です。メンテナンスにかかる費用や手間なくこまめに点検できるので、低燃費な走行につながります。

さらに、のりかえプランをご利用の場合は、契約期間中、2年ごとに追加料金なしで次の新車へのお乗り換えが可能です。常に最新の燃費性能をそなえた車に乗り続けられるので、低燃費の車で経済的・エコなドライブを楽しみたい方に適しています。

  • 車種および対象期間はリース契約に定める条件を満たすものに限ります。

まとめ

燃費がいいと、燃料1Lで走れる距離が長くなるためガソリン代が安くなりやすく、環境への負荷も少なくなります。カタログ燃費と実燃費は同じではないことも踏まえ、燃費や環境に配慮された機能があるかなどに着目した車選びをしましょう。

燃費のいい車に乗って維持コストを抑えたいなら、カーリースを利用する方法もあります。「ENEOS新車のサブスク」なら、初期費用0円、定額の月額料金で低燃費の人気車種の新車に乗ることができます。

監修者

松崎 観月

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。

資格情報:CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級

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