サイドミラーはなぜ必要?運転する際に確認したい死角と正しい調整方法も解説

  • 公開日:2023/11/28
  • 更新日:2023/11/28

サイドミラーは、バックミラーのひとつで、車の左右後方の安全確認をするためのものです。自転車やバイク、歩行者の巻き込み確認や障害物との距離をつかむ上で重要となるため、正しい位置・角度にしておく必要があります。この記事では、サイドミラーの役割と調整方法、サイドミラーの死角について解説します。

サイドミラーは、車のドアの外側に取り付けられた、左右・後方を確認するためのミラーです。巻き込みや接触事故を防ぎ、安全に運転するためには、サイドミラーと目視での確認が欠かせません。

そこでこの記事では、サイドミラーの役割と正しく安全確認するための調整方法を解説します。

サイドミラーによって左右後方の安全を確認できる

サイドミラーとは、車の左右側面に取り付けられたバックミラーのひとつで、左右後方の安全を確認するためのものです。

バックミラー(後写鏡)とは、後ろを確認するためのミラーのことで、サイドミラーのほかに車内の正面に取り付けられたルームミラーがあります。

また、サイドミラーにはドアミラーとフェンダーミラーがあります。

  • ドアミラー:左右のドアの外側に設置されたミラー
  • フェンダーミラー:前方のタイヤあたりにあるフェンダーの上に設置されたミラー

サイドミラーの設置は法令で定められている

サイドミラーは、左右や後方を確認するためのものです。具体的には、以下のようなときに使用します。

  • 右折・左折するとき
  • 高速道路での車線変更・追い越し
  • 駐車するとき

自転車やバイク、歩行者の巻き込み確認や障害物との距離などを確認する上で必須の装備であり、法令でも設置が義務付けられています。

自動車の安全性と環境を守るための基準「道路運送車両の保安基準」では、「容易に方向の調節ができ、かつ一定の方向を保持できる構造である」などサイドミラーの設置基準も細かく決められています。

また、道路交通法では、車の運転者はハンドルやブレーキ、そのほかの装備を確実に操作して運転しなければならないことが義務付けられています。

車を運転する際には、サイドミラーが正しい位置や角度になっており、安全に運転できるかどうかを確認してから走行しましょう。

サイドミラーの死角

サイドミラーは、安全を確認する上で欠かせない装備ですが、見えるのは左後方・右後方のみであり、広い範囲を確認できるわけではありません。

例えば、車から離れた位置の側方や、斜め後方のピラーで隠れた部分などは、サイドミラーでは確認できません。サイドミラーだけを見ていると、斜め後方や真横の歩行者・自転車などを見落としてしまう可能性があります。サイドミラーにも死角があることを理解し、必ず目視でも確認しましょう。

サイドミラーの正しい位置とは?

サイドミラーを正しく調整すれば、後続車や障害物との距離感がつかみやすく、駐車のしやすさや事故のリスク軽減につながります。

サイドミラーの正しい位置・調整方法は、以下のとおりです。

  • 左右で見たときに、サイドミラーの内側(車体側)に車が1/4程度映るように調整する
  • 上下で見たときに、地面がサイドミラーの2/3程度を占めるように調整する

サイドミラーを調整する際は、運転するときの位置や高さで行いましょう。

あわせて、ルームミラーも、左右・上下ともに対称になるように調整します。

さらに、運転するときの姿勢も重要です。シートに深く座り、前方の視界を確保できるようシートは高めにし、ブレーキを強く踏んでも膝が伸び切らないようシートの位置を調整しましょう。

サイドミラーの調整方法

サイドミラーは、多くの場合、直接手で動かすのではなく車内にあるボタンで操作します。ドアの内側にスイッチが設置されているのが一般的です。

サイドミラーを調整するスイッチには、左右切り替えスイッチと角度調整スイッチがあり、以下の手順で調整します。

  1. LRと書かれた左右切り替えスイッチで、左右どちらのサイドミラーを調整するのかを選択する
  2. 角度調整スイッチで調整する

車内に調整スイッチがある場合は、手でサイドミラーを動かさないようにしてください。

なお、ドアミラーを閉じるときは、格納スイッチを押せば自動で閉じることができます。

サイドミラーの修理費用の目安

サイドミラーは、車の外側に出っ張っているため、運転の操作ミスや駐車の際にぶつけてしまうケースがあります。

かすり傷程度の修理なら、数千円~、即日で修理が可能です。

一方、カバーの交換が必要な場合は1万円程度、サイドミラーごと交換しなければならない場合は、一般的に1~3万円程度の費用がかかります。

また、ディーラー、カー用品店、修理工場のどこに修理を依頼するかによっても費用はさまざまです。

特に、ミラーにひび割れが生じた場合は、適切な確認が行えなくなるため、速やかに修理しましょう。「道路運送車両の保安基準」では、サイドミラーの設置基準として、鏡面に著しいひずみや曇り、ひび割れがないことを定めています。

なお、サイドミラーが不良の場合は、メーカー保証が受けられる場合があるので、ディーラーに確認しましょう。

最新の安全性能が搭載されている車なら、より安全に運転や駐車ができる

サイドミラーは、安全確認を行う上で重要です。しかし、サイドミラーがあっても、車の構造などにより死角ができるのは避けられません。

最新の安全性能が搭載された車を選べば、運転のしやすさや安全性をより高められます。

例えば、2022年の国内販売台数1位の「HONDA N-BOX」には、以下のような安全機能が標準装備されています。

  • サイドビューサポートミラー:左前方タイヤ周辺が確認できるミラー
  • 後方視角支援ミラー:車体後部に設置された車両の後方付近が確認できるミラー
  • パーキングセンサーシステム:車両後方に、後方センサー・コーナーセンサーが付いており、障害物を検知して距離感を知らせてくれる機能

例えば、サイドビューサポートミラーは、車体の外側と内側にそれぞれミラーが付いており、外側のミラーに写った左前方タイヤ周辺の様子が内側のミラーに反射する仕組みです。対向車とすれ違うときや路肩寄せの際などに役立ちます。

事故を防ぐには、安全運転を心掛けることが最も重要ですが、最新の安全性能をそなえた車を選ぶことも安全性を高める手段のひとつです。最新の新車なら、過ごしやすさや乗り降りのしやすさ、燃費性能など、安全性能面以外にも優れた車が多く登場しています。

新車の購入にはまとまった費用が必要になる

近年は、安全性能に優れた車種がたくさんありますが、新車の購入にはまとまった費用が必要です。具体的には、以下のような費用がかかります。

  • 車両価格
  • 自動車税(種別割)
  • 自動車税(環境性能割)
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 自動車保険(任意保険)料など

ここでは、「HONDA N-BOX」の購入にかかる費用のシミュレーションを紹介します。

項目 費用の目安
車両価格 1,448,700円~2,252,800円(税込)
軽自動車税 10,800円
環境性能割 0~1%
自動車重量税 3,700円(50%減税の場合)
自賠責保険料 27,330円(契約期間37か月の場合)
自動車保険料(任意保険料) 保険会社によって異なる
車庫証明費用 2,700円程度
新規検査登録にかかる費用 10,000円~30,000円程度
納車費用 5,000円~30,000円程度

軽自動車は、車両価格が安い傾向があり、税金や保険料も抑えられます。普通自動車の場合、上記よりもさらに費用がかかるのが一般的です。

新車の購入が経済的に負担ならカーリースがおすすめ

「安全性能に優れた新車に乗りたいけど、新車の購入が経済的に負担」という方は、カーリースの利用も検討しましょう。

カーリースは、月々定額で長期間にわたり車を借りられるサービスです。カーリース会社にリ―ス料金を支払うことで車の使用権が得られる仕組みです。

カーリースの主なメリットを紹介します。

初期費用がかからない

カーリースは、基本的に初期費用がかからないため、まとまった資金を用意できなくても車に乗り始めることが可能です。そのため、新車では手の届かないような車種も選べる可能性があります。

月額料金を定額で支払える

カーリースは、毎月の料金を定額で支払えるので、家計の計画が立てやすくなります。税金や自賠責保険料も月額料金に含まれており、納税に備えて大きな金額を用意する必要もありません。

また、メンテナンス費用が含まれているプランなら、費用面の心配なくこまめに点検できるため、事故の防止にもつながります。

幅広い車種から選べる

カーリースは、さまざまな車種から好きな1台を選べます。中古車を購入する場合、希望する車種やグレードが見つかるとは限りません。

カーリースなら、新車で幅広い車種がそろっており、予防安全機能や衝突安全機能が充実した車にも、定額の月額料金で乗ることができます。また、グレードを自由に選択できるため、希望する外観、装備、エンジンなどをそなえた車を選ぶことが可能です。

「ENEOS新車のサブスク」のカーリースがおすすめ

「ENEOS新車のサブスク」は、初期費用0円、月々定額で新車に乗れるサービスです。

国内新車販売台数上位の車種がそろっており、最新の予防安全機能などをそなえた車種も選べるので、運転の安全性を高められます。

フルサポートパックなら、税金や車検・法定点検に加えて、オイル・タイヤ・消耗品交換費用、代車・故障修理・ロードサービスも月額料金にコミコミです。お近くのサービスステーションにいくだけでメンテナンスが完結するため、費用の心配なくこまめに点検できます。

また、のりかえプランをご利用の場合、契約期間中、3年目/4年目の乗り換え可能期間なら、追加料金なしで次の新車へのお乗り換えが可能です。最新の安全性能をそなえた新車にまとまった費用なく乗り続けられるのも、「ENEOS新車のサブスク」の魅力です。

さらに、ENEOSのカーリースに加入されている方限定で、「ライトリペアあんしん補償」が利用可能です。負担額1万円で、バンパー・ドアミラー・前後ドア・前後フェンダーの損害のうちいずれか1種類を最大5万円補償されます。

最新の安全性能をそなえた新車に乗れる「ENEOS新車のサブスク」をぜひご検討ください。

  • 当社が指定した車種、およびリース契約に定める乗換対象期間を満たすもので、当社所定の事由に該当する場合に限ります。

まとめ

車のサイドミラーは、左右・後方を確認するためにドアの外側に取り付けられたバックミラーのことです。

巻き込み確認や駐車時など車の運転にかかせない装備ですが、車の構造上、どうしても死角ができてしまうため、サイドミラーやルームミラーだけに頼らず、目視で確認することが大切です。

最新の安全性能が搭載されている車なら、より運転の安全性を高められます。新車を購入するまとまったお金を用意するのが難しい方は、最新の安全性能をそなえた新車に定額で乗れるカーリースの利用も検討しましょう。

監修者

松崎 観月

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。

資格情報:CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級

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